『嚮鵠会 書作展』へ
先日、いつもお世話になっている中村象谷先生の社中展『嚮鵠会 書作展』を拝見してきました。
会場内に歩を進めると、正面に中村先生の力強い字が見え、自然とそちらへ足が向かいます。
その隣の、奥様の中村廣子先生の「枕草子」も雅な優しいお作品で、とても印象的でした。
今年で26回を迎えられ、長年にわたって社中展を継続してこられた中村先生のお力はもちろんのこと、
そのもとで日々研鑽を重ねておられる社中のみなさんの姿勢にも、
多くの素晴らしい作品を見せていただく中で大変感銘を受けました。
書の学びは、古典に向き合うなど、ある意味では一人でも進められるものかもしれません。
けれどもやはり、師の存在や、ともに励む仲間の存在があることで、
より深く、より豊かなものになるのだとあらためて感じました。
毎年お伺いするたびに、「継続は力なり」、また、共に学び磨き合うことの大切さを、
あらためて教えていただいている気がします。
今年もまた素晴らしい機会をいただいたことに感謝いたします。

会場の様子は編集部Instagramでも、ぜひご覧ください。